ローリン・ヒル『ミスエデュケーション』、シャカタク『ベスト・オブ・シャカタク』

 

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ローリン・ヒルといえば1990年代後半の安室奈美恵さんがそのスタイルに影響を受けたアメリカのヒップホップ、R&Bのアーティストとして有名です。

 

恥ずかしながらローリン・ヒルのご主人がレゲエ音楽を代表する歌手ボブ・マーリーの息子で、ローリン・ヒルの5人の子どもはつまりはボブ・マーリーの孫ということを初めて知りました。

 

ボブ・マーリー、実質的に一夫多妻だった人なので、子ども、孫は大勢いて、音楽の道に進んだ子孫もいます。

 

ローリン・ヒルと結婚したローリン・マーリーはフットボール選手だったそう。身体能力も芸術的能力も高いDNAなんですね。ボブ・マーリーの血筋。

 

で『ミスエデュケーション』、ヒップホップ色が強いですね。プロデュースはローリン・ヒル自身。

 

昨年2020年5月に予定されていた『ミスエデュケーション』発売20周年を記念した来日公演はコロナ禍で延期され、2021年9月に再延期されています。

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シャカタク『ベスト・オブ・シャカタク

 

ググると「釈迦宅でシャカタク」等というオヤジギャグが出てくるイギリスのフュージョンバンド、シャカタク

 

アシッドジャズのジャミロクワイあたりの大先輩にもあたると思うんです。

 

世界中で間違いなく日本で一番人気のあるバンド。

 

シャカタクの音楽は1980年代の日本の風俗、流行と密接に関連した「機能性音楽」でもあります。

 

当時勃興したカフェバーという飲食業態において、シャカタクの音楽は、内装やメニュー開発に匹敵するくらい重要な要素だったのです。

 

シャカタクの音楽がなければ、カフェバーという業態のイメージは大きく違うものとなっていたはずです。

 

軽快に「釈迦宅でシャカタク」的なオヤジギャグを飛ばしそうな60歳代のおじさんが最近ふってきて迷惑な話題が「最近、外国で松原みきの真夜中のドアが流行っているんだってな」と週刊誌で読んだネタを振られた時。

 

シティポップが世界中で大流行とオヤジ週刊誌が盛んに書き立ててもシャカタクの名前が出ることはありません。オヤジの分類としてはシャカタクフュージョン、あるいはせいぜいアシッド・ジャズだからでしょうか。

 

でも、シャカタク『ベスト・オブ・シャカタク』を改めて聴いてみると、シティポップを代表する歌手、例えば杏里さんのサウンドへの影響って大きいように聴こえるんですよ。

 

そんな1980年代の風俗、流行風景、それがまさにシャカタクサウンドです。

『夢の翼~ヒッツ&ヒストリー~』ポール・マッカートニー

『夢の翼~ヒッツ&ヒストリー~』ポール・マッカートニー

 

ビートルズ解散後のポール・マッカートニーポール・マッカートニーウィングスウィングスの編集盤は何種類もあるのですが、この二枚組が一番良いですね。

 

「しわわせの予感(With A Little Luck)」、「Coming Up」といった聴きたかった曲が入っていますし、「No More Lonely Nights」のピンク・フロイドデヴィッド・ギルモアのアウトロのギターもたっぷり聴けます。

 

Disc1枚目のヒットパレードはとてもお薦めです。

 

河内家菊水丸『Happy』

 

河内家菊水丸さんの『Happy』と言えば日本のロック(J-POP、浪曲河内音頭河内音頭)の名盤。

 

師匠自ら『Happy』について録音当時のことをブログに書かれています。

 

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